機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式サイト
2016/11/18
新宿駅・メトロプロムナードにシャアとザクが出現!

いよいよ明日11月19日(土)よりイベント上映がスタートする『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜』
新宿駅・メトロプロムナードにシャアとザクが出現してます。


本日の新宿ピカデリーでの前夜祭にご参加の方や明日からのイベント上映をご覧の方もぜひ、足を運んで記念撮影などいかがでしょうか。

掲示は11月20日(日)までの期間限定です。
お見逃しなく!

2016/11/17
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 赤の旋律 運命の前夜 プレミア上映会』レポート

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅳ 運命の前夜』の11月19日(土)からのイベント上映に先駆け、11月5日(土)、東京・初台にある東京オペラシティ コンサートホールにて、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 赤の旋律 -運命の前夜 プレミア上映会-」が開催されました。

イベントは昼夜2回公演で行われ、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』本編の最速上映はもちろん、ゲストとして安彦良和総監督、シャア・アズナブル役の池田秀一さん、セイラ・マス役の潘めぐみさん、ララァ・スン役の早見沙織さん、キシリア・ザビ役の渡辺明乃さん、ランバ・ラル役の喜山茂雄さん、そして第4話の主題歌を担当した森口博子さんが登壇しました。

会場の東京オペラシティ コンサートホールはクラシックコンサート専用の格式高さが伺えるホール。ピアノ、ヴァイオリン、チェロの生演奏、そしてステージ上段に設置されたパイプオルガンも演奏されるという荘厳なオープニングから、池田さん、早見さん、潘さん、喜山さん、渡辺さんによる朗読劇がスタート。スクリーンに、『THE ORIGIN』にまつわる印象的なイラストカットが次々と映し出されました。朗読が終わると、いよいよ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』が世界最速上映されました。

本編の上映後には、朗読劇に参加したキャストと安彦総監督がステージに登場してトークショー。さらにスペシャルゲストの森口博子さんが登壇し今作の主題歌である「宇宙の彼方で」、シャアとララァの出会いをつづった「Day by Day…きっと」の2曲を披露しました。

登壇者のみなさまの第4話についてのコメント
〈安彦良和総監督〉
『THE ORIGIN』のシャア・セイラ編完結と言うことで改めて制作スケジュールを見てみたんですね、2014年からスタジオが始動してもう2年セイラ・キャスバルの成長、まぁキャスバルは成長しすぎですが、無事4本のOVAを完結できて安心しております。サンライズさんにシャア・セイラ編を無事作ることが出来、お褒めいただき、ルウム編をやってもいいよと言ったいただき現在ルウム編の制作を始めております。ルウム編を終えてようやくファーストガンダムの前章を語ることが出来ると思っております。
また、先ほどめぐみさんがおっしゃてくれた人間を描いているという本作の部分が皆様に伝わっていて良かったなぁと思っております。
また、今回の上映の最後にはついていなかったですが11月19日にイベント上映される本編にはバッチリ、ルウム編の予告がくっついています。2017年秋上映、今は2016年秋なのにどれだけ待たせるんだとお思いかもしれませんが時間がかかっている分しっかりと作っていますのでよろしくお願い致します。

〈池田秀一〉
疲れました。『THE ORIGIN』はまずオーディションを受けるところから始まっているんですね、安彦さんの言葉として「ORIGINは新たなガンダムのスタンダードとなる。」と単行本の帯に書いてあってその言葉を機に参加しました。いざ始めると久々にプレッシャーを感じる作品で今第4話が完結して本当にほっとしております。
シャア・セイラ編が完結し次はルウム編がはじまり、気分を切り替えて、また新たな戦場に向かいたいと思います。

〈早見沙織〉
私は今回『THE ORIGIN』に初めての参加で緊張してアフレコ現場に行くまで足が震え、現場に入って脚本を持てば手の汗で台本がしおしおになってしまい本当に終わるまで緊張しっぱなしでした。最後に今日この場に立てて本当に良かったです。潘さまの役を演じて、潘さまというのは“潘さんのお母さま”を略して“潘さま”と呼んでいるんですけどお母様の役、ララァを演じているんだと心に感じ、さらにガンダムの歴史を感じられてとても嬉しく思っています。

〈渡辺明乃〉
まさか、キャサリンと名乗って髪を金髪にしていたのに驚きました! 部下が裏切っているのを知っていて泳がせ、最後にすべてが明らかになったところで殺すところ、そして変装するお茶目なところもありつつ、やっぱりこの人は怖い人だなぁと、キリシア・ザビはこうしてどんどん怖くなっていくんだなぁと思っていました。第1話から第4話まであっという間に2年がたって短かったのか長かったのか本当に色々なことを思い出します。そして、ルウム編ではさらにザビ家が暗躍し、キリシアがどんどん影の中に身を投じていくと思いますので頑張っていきたいと思います。

〈喜山茂雄〉
負ける気がしないでしょう!  黒い三連星が一緒でシャアがいて5人のドリームチーム! 話が変わるんですけど、実は昨日はアムロの誕生日なんですよね! ガンダム年表を見ていたら気がついて、よし、じゃあ今日は何の日なんだろうと見ていたらランバ・ラル命日って書いてあってテンションダダ下がりで来ました!また、シャア・セイラ編を終えて、これからランバラルはどうなっていくのか僕自身もとても楽しみです! これからも応援よろしくお願い致します。

〈潘めぐみ〉
第1話、第2話、第3話と出演させて頂き、今回の第4話で初めて『THE ORIGIN』を客観的に見ることが出来たと感じています。ニュータイプやモビルスーツと色々なものが出てくる本作がだんだんと私たちが知っているファーストガンダムに近づいていって、この『THE ORIGIN』がどんどん私たちに近くなっていくのを感じました。また、私はデギン・ザビ、テム・レイ、そしてドズル・ザビと出てくる本作にお父さんと言う存在を感じていて、皆人の子であり同じ人間なんだなと感じました。改めて人間が描かれているのがガンダムなんだなと思います。

〈森口博子〉
・第4話の楽曲について
カップリング曲の「Day by Day…きっと」は守られないという悲しい気持ちから守ってもらえるというストレートな歌詞が本当に素敵で森雪之丞先生のシンプルなメッセージと服部隆之先生の素敵な作曲に乗せ歌っています。また、『機動戦士Zガンダム』の主題歌『水の星へ愛をこめて』でデビューし『機動戦士ガンダムF91』の主題歌を歌い、今回の『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN Ⅳ』の歌を任されて、本当にガンダムに育んで頂いたと思っております。本当に今日はありがとうございました。


会場ロビーには、原画や美術ボードなどが展示されていた他、劇場限定販売の「HG RCX-76-02 ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機 隊長機)」や「HG RCX-76-02 ガンキャノン最初期型(鉄騎兵中隊機)」「HG MS-05S シャア専用ザクI」「HG MS-04 ブグ(ランバ・ラル機)」のガンプラなども展示されていたほか、初回限定版Blu-rayの予約受付も実施されました。

2016/08/31
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』主題歌のレコーディングレポート

先日、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』主題歌のレコーディングが行われました。

森口博子さんは85年に『機動戦士Zガンダム』の主題歌でデビュー。『機動戦士ガンダムF91』のテーマソングを担当。
「25年ぶりに劇場のガンダムに帰ってくる事が出来て、夢の様です」と熱い思いを胸に、レコーディングされていました。


11月16日にリリースが決定した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』の主題歌。
今回も作曲はもちろん服部隆之さん。
そして作詞は森雪之丞さんです。
 
レコーディング後に記念撮影!


前列安彦総監督、後列左から森さん、森口さん、服部さん


詳細は後日発表されるので、お楽しみに!

 

森口博子さんのオフィシャルサイトにもコメントが掲載されています。
そちらもご覧ください。

森口博子 オフィシャルサイト
http://www.mogeshan.net/

2016/08/17
「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」内覧会に安彦良和総監督とシャア役の池田秀一さんが来場

8月3日(水)~8月22日(月)まで、東京・松屋銀座で開催されている「GUNDAM PRODUCT ART 機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」
会場では、漫画原画にはじまり、設定資料や原画、背景資料、3DCGなどのオリジナル資料と映像でアニメ『THE ORIGIN』制作工程が紹介されています。
前日に行われた内覧会には漫画原作・総監督の安彦良和さんとシャア・アズナブル役の池田秀一さんが来場。

安彦さんと池田さんから本展についてのコメント

安彦さん「展示してある原画や作画監督の修正など、コピーではなく生の素材です。目を凝らしてじっくり見てください。そこから現場の作業の匂いというものを感じて、スタッフの息吹を感じて欲しいなと思います。『THE ORIGIN』の魅力は一言では言い表せませんが、僕は魅力があると自信を持って作っています」

池田さん「会場を見て、緻密な設計の安彦総監督の見事な作品に参加できていることを嬉しく思います。シャア・セイラ編のシャアという人物がキャスバルからシャアに変貌していってなぜ赤くなっていくのかというものを安彦さんが丹念に描いてくださって幸せです」

また、『THE ORIGIN』に登場する1/10 RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)の1/10スケールの立像が初公開されている他、展覧会開催記念の限定ガンプラをはじめとするオリジナルグッズも多数販売されています。

 


会場入り口で、いつもとは違う面持ちの谷口理プロデューサーを発見!
クラブ・エデン用に記念撮影させていただきました。

2016/08/15
「オリジン VS サンダーボルト プロデューサートーク round.4」サンライズのガンダムプロデューサーが揃い踏み!

7月29日(金)に新宿ピカデリーにて「オリジン VS サンダーボルト プロデューサートーク round.4」が開催されました。

『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』復活4K上映終了後に行われたトークの第1部には『機動戦士ガンダム サンダーボルト』小形尚弘プロデューサーとround.1にも登壇した、ぬまっちさんと若井おさむさんが登場。

客席で上映を観ていたぬまっちさんと若井おさむさんからは4Kで見ると計器類などがはっきり見えるし、奥行きとかも出ている。背景なども情報量が違う事。また、今までのガンダムにはない音楽で、それが劇場だとさらにステレオでいい音なのでガンダムの怖さがすごく伝わってくる。ガンダムがすごく恐れられていた事が伝わる。またア・バオア・クーの光が若干虹色でサイケデリックなのは、実際にそう光っているのではなく、高揚している兵士の目からはそう見えると松尾衡監督の演出意図の説明があり、第1部は終了。

第2部は小形プロデューサーと『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の谷口理プロデューサー、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』と『ガンダムビルドファイターズトライ』の小川正和プロデューサーの3名によるガンダムプロデューサートークでスタート。

「『サンダーボルト』を初めて見た時にR指定が付くだろうと思っていた」という谷口プロデューサーに、小形プロデューサーは「R12とか付くと思っていましたが、付きませんでした」と答え、今までのガンダムとは違う映像描写に挑戦した作品であることの覚悟が伝わってきました。
自身も松尾監督と仕事をしたことのある小川プロデューサーからは「松尾監督は求めるものが高いので大変なことをやっていると思っていました。自分が以前お仕事をした時より凄くなっている」とコメントが有りました。

ここで再びぬまっちさんと若井さんがジオンと鉄華団の旗を持って再登場。
8月21日(日)に放送される特別番組「ガンダムビルドファイターズトライ夏休み特別編~君もビルドファイターだ!!~」は実写のプラモデルをどう楽しむのかというパートと、アニメパートで構成された番組。小川プロデューサーから「アニメパートはTVシリーズより約15分長い約35分。本当にガンダムが好きな綿田慎也監督の作った見応えのある作品」と、放送が楽しみな発言がありました。
続いて10月2日(日)より放送がスタートする『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期について、若井さんから「グレイズ・アインという(阿頼耶識システムを施術されたアインが組み込まれた)機体が登場しますけど、サンダーボルトの(リユース・P・デバイスを搭載した)サイコ・ザクを見たときはどう思われましたか」との質問に小川プロデューサーは、「意識はしていなかったですが、必然的にかぶったと言うか、タイミングが時代性に合っていたのかも」と返答。
そして、11月19日(土)からイベント上映になる『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』について、ぬまっちさんも若井さんも「ララァ・スン」の配役が気になるようで、「アフレコの様子などはどんなでした」との質問に谷口プロデューサーは「ララァ役の早見沙織さんはすごく良かったので、期待していただければと思います。」と、こちらも作品が楽しみな発言。

最後に『サンダーボルト』の小形プロデューサーから『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の谷口プロデューサーにジオンの旗の返還セレモニーが行われ、登壇者からのコメントでイベントは終了となりました。

小形プロデューサー「『サンダーボルト』は今回のBlu-rayの売り上げ次第で何かあるといいなと思っています。それまでは谷口さん、小川さんの作るガンダムで楽しんでいただければと思います。また来年皆さんとお会いできるといいなと思っています。今日はありがとうございました」
谷口プロデューサー「11月19日から『THE ORIGIN IV 運命の前夜』をイベント上映します。ルウム編の方ももう制作に入っていて、2017年に向けて頑張っています。また、新たな予告も作りますのでよろしくお願いします」
小川プロデューサー「『ビルドファイターズトライ』の方はもう放送ですが、1作目の『ビルドファイターズ』の方も長崎健司監督と話をしていますのでお楽しみに。
『鉄血のオルフェンズ』は苦労して制作している最中ですが、先日発表したPVでは鉄華団サイドが多かったのですが、次のPVではギャラルホルンサイドの情報も出していきたいと思います。10月2日からの第2期もよろしくお願いします」
若井さん「ガンダムシリーズがずっと続くので、この時代に生まれてほんとに良かったと思いました。皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。」
ぬまっちさん「『サンダーボルト」のBlu-rayの発売ということで、オーディオコメンタリーで、制作者や声優さんの話も聞いて、2回3回と楽しんでいただきたいです。これからもみんなでガンダムを盛り上げていきましょう。今日はどうもありがとうございました」

2016/07/12
「オリジン VS サンダーボルト プロデューサートーク round.3」開催。歴代ガンダムシリーズについてトーク!

7月5日(火)新宿ピカデリーにて「オリジン VS サンダーボルト プロデューサートーク round.3」が開催されました。
 

ガンダム作品を歴代のOVAシリーズを中心に『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に至るまでの流れをスライドショーも使いつつトークしました。
登壇者は小形尚弘プロデューサー(『機動戦士ガンダム サンダーボルト』)、谷口理プロデューサー(『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』)、河口佳高プロデューサー(サンライズ)、藤津亮太さん(アニメ評論家)。

 

『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』では、当時のプロデューサーの内田健二さんが、ガンダム作品初のOVAシリーズということで監督に高山文彦さん、脚本に山賀博之さん、キャラクターデザインに美樹本晴彦さんなど新しいスタッフを起用した事や、
『機動戦士ガンダム0083』から『機動戦士ガンダム』を見て業界に入ったスタッフが主力になり『ガンダムはこうだろう』と全力でやった結果ハイクオリティになり、小形さんが「宇宙世紀のOVAの呪い」と呼ぶほど、後のガンダム作品OVAシリーズがどんどんハイクオリティになる切っ掛けとなった事などが紹介されました。

 

宣伝コーナーでは谷口さんより「8月3日(水)より松屋銀座でTHE ORIGIN展をやります。原画からコンテ、漫画の原稿を展示しています。色々と楽しめると思います。最新予告映像も流します」と告知がありました。
 

最後におひとりずつコメントがあり、イベントは終了。
藤津さん「短い間でしたが色々昔何があったかを垣間見られたので大変面白かったです」
河口さん「28年くらいサンライズにいる、とこういう事(イベント)があると気付かされます。ガンダムシリーズも一杯作られていますので、今後共よろしくお願いいたします」
谷口さん「『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は今第4話作っています。皆さん楽しみにしていてください」
小形さん「97年からなので20年近くいることになります。スタッフ、クリエイターでガンダムが好きな人達が入って来て作っていますので好きなガンダム作品を実現したい人がいればサンライズに入って頂いて、しんどいですけど頑張っていただけると実現するんじゃないかな」
 

それぞれの時代のガンダム作品が次の時代のガンダム作品へと受け継がれていく様子が制作側から分かる貴重なトークとなりました。

2016/06/22
「メカニックデザイナー大河原邦男展」での大河原邦男さんと山根公利さんの『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』トークをご紹介!

5月28日(土)に滋賀県・佐川美術館「メカニックデザイナー 大河原邦男展」で大河原邦男さんと山根公利さんのトークショーが開催されました。

大河原さんと山根さんは『機動武闘伝Gガンダム』、『機動戦士ガンダムSEED』と一緒にメカニックデザインを担当されてきましたが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では大河原さんは漫画原作設定を、山根さんはアニメーション用の設定をそれぞれ担当しています。

アニメーション用の設定を担当されなかったことについて大河原さんは「漫画連載時にもう10年やったので、映像はやりたい人にお任せしたほうが、より素晴らしい作品になるのではないかと若い人にお任せした」とコメント。

山根さんは「大河原さんがデザインされたモビルワーカーやガンタンクをCG用にデザインを描き起こしている。CGで作るにあたって、人物の対比などから各モビルスーツごとに決め込んでいかなくてはならない。その際にコクピットの大きさはこうであるなどを調整しつつ、CGに起こしやすいようにしていくという作業をしている。」とご自身の作業について紹介。
ガンタンク初期型は、シャアやセイラの幼少時代から一年戦争の時代まではかなり間が開いているのに同じ形で最初から最後まで出ているのはおかしいということで、初期型というものを大河原さんのデザインを元に砲塔のところだけ細工をして起こした事や、『機動戦士ガンダム』で中村光毅さんの描かれたサラミスのブリッジの内部や美術設定をみながら結果的に立体的にデザインを組み立てていく作業もされたそうで、「相変わらず大河原さんと中村さんのリスペクトをしている感じです」とコメントされました。

2016/06/08
CGについてのスタッフトークショー、MSや煙、迷彩模様についてCGスタッフが解説!

5月31日(火)新宿ピカデリーにて、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』スタッフトークショーが行なわれました。
谷口理さん(プロデューサー)、井上喜一郎さん(CGプロデューサー兼CGディレクター)、岩切泰助さん(CGプロデューサー)が登壇。スライドショーの映像や画像を見ながら劇中に登場するCGについて解説しました。


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、MSを始め、様々な箇所に効果的にCGを使用。
どの部分をCGにするかは絵コンテを元に総監督の安彦良和さんと演出、作画監督の方と相談して決めていきます。
 


MSのCGモデリングでは、メカデザイナーが起こした手描きの設定を参考にしながらモデリングを作成。
この後、テクスチャやマーキングを貼り込みます。
 


そして手描きのセル絵と馴染ませるため、トレス線、マスクを別素材で作り合成。
 


また被弾などのダメージがある場合は作画で描いたアタリを元にテクスチャを追加します。
 


こちらのカットでは右肩のカバーの裏やむき出しになった肩などは作画さんが描いた絵をCGに被せています。
他にも劇中ではケレン味を出すためにカット毎にパーツをずらす場合や、大きさを変更する時も。
 


爆発や煙もCGを使用しており、作画さんの第一原画を参考にCGを作成。赤い箇所がCGとなります。
このカットは爆発の出来栄えに総作画監督の西村博之さんも喜んだそう。
 

 
今回たくさん登場する迷彩服。これは全身迷彩の人間のモデルを作り、セルのキャラクターに合わせた動きをつけて貼り込む作業をしています。会場では実際に歩く迷彩モデルと迷彩柄のシャアが歩くテスト映像が流れました。
 


戦艦にMSが何体入るかなどのデザインをする際の参考としてCGを使って検証する事も。
 

 
背景がCGになるカットもあります。上のカットではこの後、戦車を追って左右にカメラを振るため、背景も動かす必要があります。
建物を美術ボードに合わせてモデリング、美術さんの描いたテクスチャを貼っています。
谷口さん「安彦さんが1話2話で味を占めて3Dのカットを増やして(笑)、3Dを知らなかったんですよね元々」
岩切さん「1話だと『どうなの?』って(CGが良いかセルが良いかと)言う所だったのが3話になると『これCGで』ってもうコンテに書いてあって」
井上さん「嬉しい事なのでどんどん引き受けていっています」
 

他にも野菜やモブ(群衆)もCGが使われている様子が紹介されました。
 

4話に関しては初めてMS同士の大規模な戦闘があるので楽しみにして欲しいと井上さん。
ホバーカーのアクション、色々な新作メカも登場予定。
「アニメオリジナルのマーキングもあるのでそういうところも注目して頂ければ」との事。
ご期待ください。
 

最後にお三方よりコメントを紹介
谷口さん「ロンドンの上映イベントでも『ジーク・ジオン』をやって来ました。サイン会もやらさせて頂きまして、イギリスでの熱いガンダム愛を感じました。今週上映続きますのでまた見に行って頂き、4話とルウム編を期待して頂ければと思います。」
井上さん「メインはキャラクターの作画だと思いますし、CGを意識しないで物語を楽しむのが一番だと思っていますので、これからも肝に銘じて頑張って作っていきます。ご期待ください。」
岩切さん「現場は今4話真っ只中で走り続けております。ルウム編も決まりまして、皆さんの応援が沢山あってこそと思っています。これからも応援宜しくお願い致します」

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