第1話 U.C.0079

ジオン公国軍
MS-06S シャア専用ザクⅡ
型式番号:MS-06S
全高:17.5m/全幅:9.2m
武装:MS用対鑑ライフル ASR-78/全長22.3m
パイロット:シャア・アズナブル

シャア・アズナブルがルウム戦役時に搭乗していたMS-06FザクⅡの改良型。機体はシャアのパーソナルカラーの「赤」に塗装され、頭部に角飾りを設置した指揮官機。シャア自身の指示によりリスクが高いもののリミッターが解除され、推力機能を限界まで使用することが可能になっている。その結果、高推力を駆使した一撃離脱の戦闘方法と戦場で印象に残る機体色から、「赤い彗星」と呼ばれるようになる。






ジオン公国軍
MS-06R-1A
高機動型ザクⅡ

全高:17.5m/全幅:9.5m
パイロット:ガイア、マッシュ、オルテガ
(画像左より)ガイア機、マッシュ機、オルテガ機

「黒い三連星」ことガイア、マッシュ、オルテガがルウム戦役で搭乗したMS-06の改良型。ランドセルと脚部に大型スラスターを装備し再調整した結果、高い推力と機動性を獲得。機体のカラーリングは、3人のパーソナルカラーである黒と紫にペイントされる。地球連邦軍の艦隊を相手に三位一体による連携攻撃を行い、高い戦果を挙げた。





ジオン公国軍
MS-05 ザクⅠ(旧型ザク)
型式番号:MS-05
全高:17.4m/全幅:8.2m
パイロット:デニム、スレンダー他

ジオン公国軍が量産化した史上初のモビルスーツ。ミノフスキー博士の理論を採用した小型融合炉を搭載することで、人型汎用兵器として完成したMS-04をベースに、生産性や整備性を重視して再設計した機体。モビルスーツを用いた兵器運用や戦略は、MS-05ザクⅠが生産されたことで重要度が増すことになる。ジオン独立戦争に向けて生産されたが、その後さらに完成度を高めたMS-06ザクⅡが制式採用されたため、主力機としての座は奪われてしまうが、ルウム戦役をはじめジオン独立戦争の戦闘に投入され、主力であるMS-06とともに活躍した。



ジオン公国軍
チベ級高速重巡洋艦
全長:319.9m/全高:92.00m (96.1m 後部の羽を含めた場合)/全幅:116.7m
ジオン公国軍宇宙艦隊に所属する、指揮官クラスが座乗する艦船。大型のエンジンを搭載することで高速移動性が高い艦船として完成している。また、大型の3連装メガ粒子砲を前後に、両舷に2連装メガ粒子砲を装備し、攻撃能力、防御能力ともにムサイ級軽巡洋艦を上回る。ルウム戦役には、コンスコン少将が座乗する赤い塗装がなされたレッドバイカウントが参加。この他、同じ設計の船体に、一部装備が異なるキシリア・ザビ専用艦のパープルウィドウが存在する。


ジオン公国軍
ムサイ級軽巡洋艦
初期量産型イオージマ

全長:230.1m/全高:95.6m/全幅:137.1m
ジオン公国軍宇宙艦隊の主力として活躍する量産型軽巡洋艦。独立戦争開戦に向けて軍事運用を前提に民間宇宙貨客船アルカナクラスとして、密かに開発が進められてきた。戦時には、これを改造して戦線に投入している。船体とエンジン、ブリッジが独立して配置された特徴的な形状、新たな機動兵器であるモビルスーツを6機(本体格納庫4機、コムサイ格納庫2機)搭載し運用可能な設計がなされている。ルウム戦役において本格的に戦線に投入された。主砲として、2連装メガ粒子砲3基が配置され、後部からの攻撃に対応する機関砲も装備。船首には大気圏突入が可能な小型艇コムサイを搭載している。


ジオン公国軍
艦隊指揮艦ドズル専用
ムサイ改型ワルキューレ

全長:302.3m/全高:156.7m/全幅:299.7m
ジオン公国軍宇宙艦隊総司令であるドズル・ザビの座乗艦として、ルウム戦役において艦隊の中心となって活躍。外観は主力であるムサイ級軽巡洋艦に似ているが、艦隊旗艦としての専用設計がなされているため、ムサイ改型と呼ばれている。そのサイズはムサイ級軽巡洋艦と比較して約30パーセント大きく、戦艦クラスに匹敵。2連装メガ粒子砲も大型化されており、攻撃能力も高い。また、通信機能を強化するなど、艦隊を司る高い統制機能を持つ。


地球連邦軍
サラミス級宇宙巡洋艦
全長:268.7m/全高:80.1m/全幅:79.6m
U.C.0060年代から地球連邦宇宙軍が配備している、宇宙艦隊の主力となる宇宙巡洋艦。艦首と艦尾に単装型メガ粒子砲を装備し、対空機銃やミサイルポッドなどの防御兵装も充実。レーダー機器との連動による精度の高い攻撃が可能で、高い火力と防御力を併せ持つ。しかし、戦闘にミノフスキー粒子が使用された影響によりその防御機能は大きく低下し、ルウム戦役では、新型機動兵器であるモビルスーツ相手に想定外の戦況に陥る。


地球連邦軍
マゼラン級宇宙戦艦
全長:346.6m/全高:128.6m/全幅:121.6m
ルウム戦役に投入された、地球連邦軍宇宙艦隊が誇る高火力を持つ主力宇宙戦艦。主砲である大型2連装メガ粒子砲2基をはじめ、副砲の2連装メガ粒子砲6基、防宙能力を発揮する多数の対空銃座を配置。ジオン公国軍の艦船と比較すると圧倒的な打撃力と防御力を有している。しかし、ミノフスキー粒子散布下においては、電子制御による防御機能を封じられ、ジオン公国軍のモビルスーツを用いた戦法に大敗を喫してしまう。


地球連邦軍
マゼラン改級
戦術指揮艦アナンケ

全長:346.6m/全高:128.6m/全幅:121.6m
地球連邦軍宇宙艦隊に配備されていた、高級将官が座乗する旗艦機能を有したマゼラン級の改良型。ルウム戦役において、レビル将軍が座乗していたアナンケが連邦軍宇宙艦隊を指揮する旗艦として参加している。基本性能は一般型のマゼラン級宇宙戦艦と変わらないが、主砲後部のVLSの代わりに、副砲を1基追加。また、他のマゼラン級と識別するために、艦体に特徴的な塗装が施されている。


地球連邦軍
レパント級
ミサイルフリゲート

全長:180m/全高:68.39m/全幅:77.08m
地球連邦軍宇宙艦隊が配備する、小型の護衛随伴艦。サラミス級巡洋艦よりも小型で、単装メガ粒子砲を1基のみしか装備せず、代わりに船体の各部にはミサイル発射武装を多く装備している。前方ミサイル発射管、船体上面にVLS(垂直発射型ミサイル)、側面にはミサイルポッドとミサイルランチャーを配備することで、実体弾を駆使した戦闘を展開する。


地球連邦軍
FF-3F 宇宙戦闘機
セイバーフィッシュ

全長:19.9m/全幅:17.7m
全高:6.9m(着陸脚収納時)
   7.1m(着陸脚展開時)
地球連邦宇宙軍が宇宙空間での戦闘を想定して配備していた宇宙戦闘機。装備の変更により、大気圏高高度の飛行も可能で宇宙用ではロケットブースターを使用した軽快な機動性を活かして、宇宙用艦船の対空防護や対空戦闘で活躍した。主武装は機首の機関砲に加え、分離可能なコンテナ型のミサイルランチャーを機体の上下4箇所に装備しており、多数のミサイルを発射する攻撃を得意としていた。


地球連邦軍
コロンブス級宇宙輸送艦

全長:230.1m/全幅:137.1m/全高:95.6m
コロンブス級は、地球連邦軍が宇宙戦艦などの艦船への物資輸送を目的にして運用していた宇宙輸送艦である。船体の両舷に大型のカーゴスペースを配置しており、艦船の弾薬や食料をはじめとする補給物資、さらには修理用の部品などの移送に使われていた。その後、ジオン公国軍の独立戦争の開戦にあわせて、宇宙戦闘機を運用可能な艦船として改修が施された。カーゴスペースに宇宙戦闘機の搭載と運用を可能とするカタパルトを設置するなどの応急的な設備が施されルウム戦役に参加。戦場では簡易護衛空母として、マゼラン級やサラミス級などの艦船に随伴して、宇宙戦闘機セイバーフィッシュの母艦として使用された。