FA-78-1 フルアーマーガンダム
「RX計画」の開発チームには、新たにRX-78タイプ機の重武装化という課題が与えられていた。彼らが提出したプランは、比較的被弾率が高い部位、胸、肩、腕、脚、腰に増加装甲を施し、装甲と一体化した各種武装を配置、ランドセルには管制システムを搭載するという、極めて稀な方式であった。このプランは「FSWS(Full-armor System and Weapon System)」のコードで呼称され、このRX-78タイプ機には「FA-78-1」の型式番号が与えられた。武装は背部に可動式のキャノン砲(360mmロケット砲)を装備し 右腕には増加装甲と一体化した2連装ビーム・ガン、肩と膝にはミサイル・ベイが設けられた。また重量増加により低下した機動力を補うため、ランドセルと脚部には補助スラスターが搭載された。
MS-06D ザク・デザートタイプ
(ダブルアンテナ仕様)
MS-06Dの初期生産型は2種存在していたことが確認されている。リビア砂漠からスエズ運河西岸を作戦区域とする部隊には、ダブルアンテナ仕様のMS-06Dが配備され、迷彩が施されていた。後期生産型では識別しやすいシングルタイプのアンテナに統一されている。MS-06Dは熱帯・砂漠戦に対応した改修だけでなく、改良型のザク・マシンガン、ラッツリバー式3連ミサイル・ポッド、SA-712 クラッカー・ポッドなど武装面においても強化策がとられていた。改良・強化されたMS-06Dはアフリカ・中東の各地で活躍し、配備が十分でなかったMS-09 ドムの代役は十分に果たしたと言える。
RX-78-02 ガンダム(ロールアウトカラー)
テム・レイ博士を中心とした新型モビルスーツ開発プロジェクト「RX-78計画」は、初手でジオンに遅れを取ってはいたものの長足の進歩を遂げて、マスターピースともいえる「ガンダム」を生み出すこととなった。「RX-78-02」の型式番号を与えられたのは、試作機2号に当たる機体である。完成直前のRX-78-02と開発スタッフが写る記念写真が残されており、ロールアウト時はRCX-76-02 ガンキャノン最初期型と同タイプの頭部アンテナに、白とライトグレーのカラーリングであったことが確認されている。のちにアンテナはRCX-76-01A ガンキャノン機動試験型で試作されたV字型に換装され、カラーリングは白、青、赤のトリコロールに変更されている。



ライトライナー
大気圏内でのモビルスーツの運用において常に問題とされていたのは、行動半径と移動速度であった。ジオン公国軍はモビルスーツ搭載能力を付与させた要撃爆撃機ド・ダイYSを開発。行動半径と移動速度の向上だけでなく、モビルスーツを乗せたままでの空中戦も可能であった。地球連邦軍では追加オプションでモビルスーツに飛行能力を持たせるプランを模索していた。そのひとつが大気圏内用追加兵装ユニット「ライトライナー」であった。本体は2基のメインスラスターに巨大な主翼と尾翼で構成されている。ライトライナーの底面とジムの背面がドッキングし、さらにジムはグリップをつかみ、脚部をフックに乗せて飛行することができた。
RGC-80S ジム・キャノン
(ロケット・バズーカ装備)
空間突撃仕様のジム・キャノンは、「星一号作戦」におけるア・バオア・クー攻略戦で投入されたという記録が残されている。制式採用機のカラーリングが赤と白であるのに対し、レビル艦隊直掩部隊「142MS小隊」に配備された機体は青と白のスコードロンカラーであった。同部隊機は固定武装である360mmロケット砲に加え、宇宙空間戦闘用兵装のバルザック式380mmロケット・バズーカを装備していた。この新装備はジムシリーズ用のオプション兵装として開発され、生産効率の向上に重点を置かれていた。
RGM-79V ジム・ナイトシーカー
ジオン公国軍による地球侵攻作戦後、地球連邦軍にとって、奪われた重要拠点の奪還が急務であった。ジム・ナイトシーカーは、高高度から降下し、敵拠点へと強襲する任務を目的に開発されたモビルスーツである。RGM-79 ジムをベースに、胸部とランドセルにスラスター6基と内蔵型のプロペラントタンクを追加。最高6000m上空から降下することが可能であった。主武装であるエネルギーCAP式の専用ビーム・ガンは、RGM-79L ジム・ライトアーマーと同系統になる。装弾数は少ないが、一撃で敵機を破壊できる。また、ミノフスキー粒子影響下での作戦時、指揮官機もしくは誘導機はマーカー・ポッドを装備する。マーカー・ポッドは電波以外の複数の信号(赤外線、発光など)を発信し、同隊機はセンサー・ポッドでそれを受信し、作戦を遂行していた。
MS-06D ザク・デザートタイプ
ジオン公国軍では地球侵攻作戦のために、MS-06 ザクⅡのバリエーション機が多数開発された。その中で局地戦用として最も要請が強かったのが、熱帯・砂漠戦に対応したタイプであった。MS-06Dは主にアフリカ戦線向けに改修された機体で、軽量化ならびに出力の向上、また特殊武装の開発にも注力されていた。通信用に装備された頭部アンテナは識別が容易なシングルタイプが採用され、ランドセルには冷却用ラジエーターユニットを搭載。関節は砂塵対策でシーリング処理が施され、機体各部には排熱用のスリットが設けられていた。
MS-06K ザク・キャノン
MS-06K ザク・キャノンはMS-06をベースに中距離支援を主眼に製作された試作機である。ランドセルには180mmキャノン砲(もしくはガトリング・ガン)、2連装スモーク・ディスチャージャーを装備。ランドセル下部には、モビルスーツでの集団戦を想定した2連装ミサイル・ポッド「ビッグガン」も携行できた。脚部はMS-07 グフのノウハウを生かして、補助バーニアを装備している。試作は9機に留まったといわれ、サンディブラウンのほかにはダークグリーンの機体も確認されている。その機体は頭部にアンテナを2本装着し、「ラビットタイプ」と呼ばれた。
RGC-80S ジム・キャノン(空間突撃仕様)
RCX-76-02 ガンキャノン最初期型は「スミス海の戦い」でジオンのモビルスーツに敗北したものの、キャノンタイプ機は中距離支援としての有用性を見いだされ、その後も開発が続けられていた。ジム・キャノンはジムに360mmロケット砲を装備したもので、北米戦線やアフリカ戦線に投入された。一部の機体は宇宙に上げられ、空間突撃仕様のRGC-80Sに改修されている。360mmロケット砲用カウンターウェイトとして装着されていた分割式脚部装甲は外され、代わりにジム・スナイパーカスタムの脚部サブスラスターが装着された。
RGM-79KC ジム・インターセプトカスタム
(フェロウ・ブースター装備)
地球連邦軍は、RX-78-02 ガンダムを簡易化させたRGM-79 ジムの量産に成功した。しかし性能が犠牲となり、ガンダムと比べ見劣りするものになってしまった。宇宙での決戦を控えていた地球連邦軍が次に取り組んだのは、スペックダウンしたジムの強化であった。艦隊護衛用に開発されたRGM-79KC ジム・インターセプトカスタムの背部には、追加兵装ユニット「フェロウ・ブースター」が装備されていた。「フェロウ・ブースター」は大気圏外でのモビルスーツの行動範囲拡大と火力強化を目的としていた。大気圏内用追加兵装ユニット「コルベット・ブースター」のフレームをベースに、メインスラスター2基とサブスラスター、姿勢制御バーニアが搭載され、前部両側に6連装のミサイル・ランチャーを装備していた。
RGM-79KC ジム・インターセプトカスタム
ジム・スナイパーカスタムをベースに艦隊護衛用に開発された機体。ジム・ガードカスタムが防御性能を強化したのに対し、ジム・インターセプトカスタムは背部に追加兵装ユニット「フェロウ・ブースター」を装備しているのが特徴である。追加兵装ユニットは、ジムの行動範囲拡大と攻撃力向上が目的で数種類が開発されている。フェロウ・ブースターは大気圏外用の兵装ユニットで、大気圏内用の「コルベット・ブースター」のフレームが流用されている。ジム・インターセプトカスタムはア・バオア・クー攻略戦に投入され、艦隊護衛を担い迎撃機として活躍した。
RGM-79HC ジム・ガードカスタム
(E-2ビーム・スプレーガン装備)
ジム・スナイパーカスタムから防御性能を向上させたジム・ガードカスタムには、マイナーチェンジ版も存在していたという記録が残されている。ランドセルはノーマル型から新型に換装され、コックピット・ブロックや両肩のバーニアなどが改修されていた。ほかにも胸部にバルカン砲が追加され、新規開発のE-2ビーム・スプレーガンがサイドスカートに装備されるなど武装面でも強化が図られていた。改修はマイナーチェンジに留まっていたため、個別の型式番号は与えられなかったようだ。
RGM-79HC ジム・ガードカスタム
RGM-79SC ジム・スナイパーカスタムをベースに、防御性能を向上させた機体。専用兵装ガーディアン・シールドは、材質の異なる4種の合金を用いた5層の複合装甲で構成されている。武装はビーム・スプレーガン、短い刀身を発振するビーム・ダガーを装備。頭部には複合センサーを搭載したバイザーが配置されている。ジム・ガードカスタムは高性能な反面、扱いが難しく熟練度の高いパイロットへ回された。主に艦隊護衛や拠点防衛の任務に就き、一年戦争後期に活躍した。
RGM-79SC ジム・スナイパーカスタム
(ミサイル・ランチャー装備)
ジムの総合性能強化型であるRGM-79SCは、ランドセルや前腕、サイドスカート、腰部後ろ、ふくらはぎなどにマウントラッチが設置され、各種兵装が装備可能であった。総生産数は限られており、すべてア・バオア・クー攻略戦に投入されている。配備先では多種多様な兵装を装備させていたことが当時の記録で確認されている。ミサイル・ランチャーもそのひとつで、本来は地上戦用に開発された装備のひとつであった。ミノフスキー粒子が散布された宇宙空間で、中距離射程のミサイルがどれほど有効か疑問視されたが、近接戦闘でそれなりの戦果を上げていたようだ。
RGM-79SC ジム・スナイパーカスタム
地球連邦軍は、モビルスーツの戦線投入、配備数でジオン公国軍に何歩も後れを取っていた。その後れを取り戻すべくRX-78タイプ機を大幅に簡略化したRGM-79 ジムを採用。短期間での生産・大量配備に成功する。反面、単機の戦闘能力においてはジオンのモビルスーツに劣り、熟練パイロットからは改善要求が提出されていた。RGM-79SCはジムの総合性能強化型であり、RX-78タイプ機に匹敵するスペックをもつ。大推力スラスターを装備したランドセル、脚部サブスラスターで機動力が強化され、長射程のビーム・ライフルを装備したことから「スナイパーカスタム」と呼称された。
FA-78-2 ヘビーガンダム(ロールアウトカラー)
FA-78-1 フルアーマーガンダムは簡易的な強化プランであったことは否めないが、FA-78-2 ヘビーガンダムは設計段階から重装甲・重武装・推進部の高出力化を目指した機体であった。FSWS計画では、モビルスーツ用の武装面においても新規開発が積極的に進められていた。ヘビーガンダムではガトリング・ガンとミサイル・ランチャーを組み合わせた複合兵装「フレーム・ランチャー」を主武装に、新型のビーム・ライフル、ハイパー・バズーカも考案されていた。ヘビーガンダムの製作総数は不明だが、ロールアウト時は白いカラーリングであったことが確認されている。
FA-78-2 ヘビーガンダム
RX-78-01[FSD] ガンダムFSDの開発を経て、2つのプランが地球連邦軍内で進行していた。ひとつはRXナンバー機の完全量産、もうひとつは増加ウェポンシステム「FSWS(Full-armour System and Weapon System)計画」である。FSWS計画は増加装甲と武装によりRX-78を強化するプランで、いくつかの機体案が検討されていた。FA-78-1 フルアーマーガンダムが装甲の上から増加装甲と武装を装着したタイプであったのに対し、FA-78-2 ヘビーガンダムは装甲自体を重装化した機体である。火力、装甲性能、機動性の向上が図られている。

RX-78-01[FSD] ガンダムFSD
RX-78-01[N]の試験が完了し、量産型であるRGM-79 ジムの開発が進むなかで、改めてRX-78タイプ機の部隊運用を視野に入れた開発が下命された。RX-78-01[FSD] ガンダムFSDは、各種装備や機器を強化・改修を目的とした全規模開発(Full-Scale Development)機である。RX-78-01[N]の地上試験を担当したチームが中心となって開発。RX-78-01[N]との共通パーツが見受けられるが、量産化を前提に再設計されているため、基本性能はRX-78-01[N]よりも向上している。
MS−11 アクト・ザク
MS-06 ザクⅡの後継を目指したMS-11 アクト・ザクは、格闘戦を主眼に設計されていた。関節駆動系には、地球連邦軍のモビルスーツと同じフィールド・モーターを採用。動力用融合炉が改良・小型化されたことで出力が上昇し、ビーム・ライフルやビーム・サーベルなどビーム兵器の装備が可能になった。ほかに新開発の4連装マシンガン、大型ヒート・ホークが考案されていた。急ピッチで開発が進められるも完成には至らず、テストタイプのYMS-11がキシリア部隊に配備されるに留まった。
YMS−11 アクト・ザク(キシリア部隊機)
ジオン公国軍上層部は停滞した戦局を打破するべく、極秘の兵器開発プラン「ペズン計画」を発案した。サイド3に本部が置かれ、小惑星ペズンに建設された工廠では、次世代を視野に捉えた新型モビルスーツが開発されていった。MS-06 ザクⅡの後継を目指していたのがMS-11 アクト・ザクであり、キシリアの部隊に配備された機体はテストタイプであった可能性が高い。機体の一部にMS-06の装備が転用されており、後年、「YMS-11」の型式番号が与えられたが本来のナンバーは不明となっている。
YMS-06K ザク・キャノン テストタイプ
ジオン公国軍の地球侵攻作戦に備え、より機動性の高い対空防御の手段として考案された機体である。マザープランでは、単に陸戦型のMS-06Jに対空砲をオプションで装備するのみであった。ランドセルの右側は兵装プラットフォームで、180mmキャノン砲がセットされ、左側面にスモーク・ディスチャージャー、下部に2連装ミサイル・ポッド「ビッグガン」が装着可能であった。頭部も全周囲型モノアイに改修されたが、重量バランスなどの問題をクリアできないまま、開発は進展しなかった。
RX-78-01[N] 局地型ガンダム(ロールアウト)
テム・レイ博士が進めるRX-78計画は地球連邦軍のバックアップを受けて、地球環境での耐久テストは別のチームに委任されていた。RX-78-01[N]は地球での耐環境試験用に試作された機体で、試作機1号(RX-78-10)の余剰パーツと地上で調達されたパーツで構成されている。ロールアウト時は宇宙仕様のショルダー・キャノン付きランドセルで、カラーリングはイエローであった。のちの洋上試験では地上用・水中用装備に換装された。
RCX-76-01A ガンキャノン機動試験型
RCX-76-02 ガンキャノン最初期型の開発では、武装その他の仕様を決定するため、評価試験用に装備の異なる機体が製作された。RCX-76-01Aでは主に機動性能を確認するため、動力および駆動系の試験が実施された。両肩は左右ともガトリング砲に換装され、頭部のアンテナはV字型のタイプが検討されていたようだ。RCX-76-01Aで得られたデータは、開発元のアナハイム・エレクトロニクス社フォン・ブラウン工場に集約され、RCX-76-02に反映された。
RCX-76-01B ガンキャノン火力試験型
RCX-76-01Bは、長距離支援用の装備を検討するために試作された機体である。両肩の兵装プラットフォームには大口径砲がセットされ、右腕は近距離戦闘用の4連装機関砲に換装されている。RCX-76-01Bは頭部にもコックピットが増設され、頭部側に砲手が乗り込み火器管制を行い、機体の操作は腹部側で行われた。大口径砲の射撃試験で機体に受ける反動が想定以上に大きいことが判明し、ガンキャノン最初期型への採用は見送られた。
RX-78-01[N] 局地型ガンダム
RX-78-01[N]局地型ガンダムは、地球で耐環境試験を実施するために試作された機体である。 RX-78-01 ガンダム試作機1号の余剰パーツを地上に降ろして製作され、地上試験では不要と判断された宇宙用装備は地上用・水中用の装備に換装されている。 試験終了後、RX-78-01の余剰パーツをベースにRX-79[G] 陸戦型ガンダムが開発され、洋上試験のデータからRAG-79 アクア・ジム、RAG-79-G1 水中型ガンダムが生みだされている。 このことからRX-78-01[N]が果たした功績は副次的な面でも大きかったと言えるだろう。

型式番号:RX-78-01[N]
頭頂高:18.0m
武装:MS用マシンガン/ビーム・サーベル/シールド
モビルワーカー MW-01 01式 後期型
(マッシュ機)
ジオン自治共和国が極秘に進めていた「モビルスーツ」開発計画は“月面開拓用の人型作業機械を開発する”ことを隠れ蓑に進められ、名称も「モビルワーカー」と呼称されていた。「モビルワーカー MW-01 01式 後期型」は、基本構造は初期型から大きく変わらないものの、細部にわたって変更が加えられている。前腕部はモジュール化され、マニピュレーターなど各種アタッチメントに交換可能で、宇宙空間での姿勢制御実験に向けて推進器などの増設も行われている。格闘実験ではマッシュ機はオレンジに、ランバ機は青に塗装された。

全高:16.7m
頭頂高:13.88m
全幅:14.6m
武装:クロー
MS-06RD-4 高機動試作型ザク
推進機関の開発で高い技術力を誇るツィマット社が、宇宙戦用モビルスーツを独自に開発する過程で試作したのが本機である。ツィマット社がジオニック社からザク、グフの委託生産を請け負っていたこともあり、MS-06RD-4にはザクのボディが転用されていた。脚部に研究中のスラスターを搭載し、宇宙空間での機動試験が行われている。MS-06RD-4のデータは、宇宙仕様のYMS-08B ドム試作実験機に継承され、MS-09R リック・ドムを短期間で誕生させる一因にもなった。
YMS-07B-O プロトタイプグフ 戦術実証機
YMS-07の型式番号が与えられたプロトタイプグフは、MS-06Fをベースにしつつも装甲から、冷却装置、推進装置、コックピットのレイアウトに至るまで、全面的に刷新が図られていた。YMS-07には固定武装の増強も併せて求められており、機動テスト用のYMS-07A-Oとは別に新型の固定武装をテストする戦術実証機、YMS-07B-Oも製作された。戦術実証機の前腕はモビルワーカー MW-01 01式 後期型と同規格のアタッチメント方式が採用され、右腕に試作型ヒート・ロッド、左腕に三連装マシンガンが装着されている。

型式番号:YMS-07B-O
全高:18.3m
武装:試作型ヒート・ロッド/三連装マシンガン/ヒート・ホーク/シールド
パイロット:ランバ・ラル
YMS-08B ドム試作実験機
推進機関の開発で高い技術力を誇るツィマット社は、ジオニック社からザク、グフの委託生産を引き受けるのと併行して、モビルスーツの自社開発に着手する。YMS-08B、後に「ドム試作実験機」と呼ばれた機体は、十字型モノアイにヒート・サーベル、熱ジェットエンジンによるホバー推進など、のちのドム系モビルスーツの特徴とも呼べる装備が搭載されていた。なお、YMS-08Bは宇宙仕様も製作されており、それまで地上テストで使用していたYMS-07系の胸部コックピットから、宇宙での運用に対応したオーソドックスなザクタイプに換装された。

型式番号:YMS-08B
全高:約18.0m
武装:ビーム・バズーカ/ヒート・サーベル


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